隣の芝生は青いけどさ

隣の芝生なんて青いにきまってるんだからさ~と常々思う、アラサーのたわいもない独り言なので悪しからず。

人間関係の理想は、カクレクマノミとイソギンチャク

どうも、おとふです。

 

「今夜すきやきだよ」というドラマをご存じでしょうか。

漫画原作の作品で、異なった性格のアラサー女子2人が同居生活をはじめる、ざっくり言うとそんな話。

 

別に主人公は格段なレベルアップはしないし、運命的な恋に落ちるわけでもない。

ただただ、よくある日常のなかで起こる、ちょっとした疑問や幸せなどを通じながら「普通とは」と向き合っていく。

蓮佛美沙子さんとトリンドル玲奈ちゃんのキャストがベストマッチで、とてもよいです。

 

 

そのなかで「共生」というワードが出てくる。

 

共生とは、異なった生物が相手の足りないところを補い合いながら、ともに生活をしていく、という現象のこと。

共存とは違って、お互いに利益を受けながら生活をする、というのが共生なのですね。

 

代表的なのが、カクレクマノミとイソギンチャク。

イソギンチャクの持つ毒への耐性を持つカクレクマノミは、外敵から身を守らせてもらう代わりにイソギンチャクに綺麗な海水を送ってあげている。

 

「それしてくれるの?じゃあ一緒にいようよ!」的な感じですね。

 

 

「今日はすきやきだよ」に出てくる2人の女性は、一人はバリバリのキャリウーマン。だけど家事全般がほぼできない。一方もう一人は、収入の安定しない絵本作家。ただ家事(特に料理)が得意。

ぱっと見でおわかりだろうが、経済面で助けられる人と、生活面で助けられる人、その二人の共生なのである。

 

もちろんその側面だけでなく、性格が全く違う二人でも、精神的に支え合うこともできているから、こんな関係性って素敵だなと思う。

 

 

友人でも、恋人でも、仕事のパートナーでも、どの関係性でも、私はこんな人と一緒にいられたらいいなと、歳を重ねるたびに思っていた。

正直、結婚はどちらでもいい(1回一応しているしね)。別に子どもがめちゃくちゃ欲しいわけではない。

 

ただ、今現在もだけれど将来的に1人でいるのは嫌。だって寂しいから。

一人で楽しむ方法も知っているし、一人でもある程度楽しむことができる。

大事にしてくれる友人たちもいる。

でも、一人でも楽しいことを誰かと楽しめたらより良いし、違う楽しさも味わえる。

 

だから性別関係なく、関係性はぶっちゃけなんでもいい、共生できる人と共にいられたらと思う。

 

特に「恋人」という関係性になると、(うまくいけば)何年も連れ添うわけなのだから、お互いの苦手分野や得意分野をうまく補い合えれば、良い関係性でいられる可能性って上がるよね。

 

 

いま一緒にタッグを組んで働く同僚とは、共生しながら働けている気がしている。

仕事のスピードが同僚より早い私が量をこなし、慣れと経験が必要なしっかり向き合うタイプの仕事を同僚に任せている。

私はこっちの方が得意だから、じゃあこれお願いね。といった感じだ。

もちろん余裕ができたら助け合うし、良い関係性で仕事ができていると思う。

 

仕事に置き換えると、どうしても論理的に見えてしまうけど、でも実際の人間関係が全てそうであったら、みな平和に過ごしやすく生きられるのになとも思う。

いわゆる「助け合い」だよね。

 

もちろん、どちらかに寄りかかりすぎてもいけないし、甘えすぎてもダメ。

最低限の謙虚さって大事だよね。ありがとうの気持ちが大前提みたいな。

 

 

恋人や生涯のパートナーとなる人がそんな相手だったら、それはそれはとてもとても素晴らしいことなのだけど、なかなかめぐり合うことができず、はてさて、どこに落ちているのかな。

探す旅に出てみても、早くも行き止まりだったり、ドロ沼不可避な道だったり、やっとゴールが見えたかと思ったら道がこの先崖注意!だったり。

 

私のイソギンチャクはどこにいるのかな。

 

 

みんなにはいる?